Q10 手に職を持つ事はやはり良いですか?

 

A その質問はお客さんからもよく言われます、「手に職があっていいねぇ~」と。

私のしていることを肯定的に解釈してくれているコメントなので、その気持ちに対して「ありがとう」とは言っています。

でも、じつは言われるたび複雑というか、自分が考えていることとは相矛盾することを返答しなければなりません、少なからず人生経験のある方達がそういったことを言われる事が多く、

「ほんとにそう思いますか??」とツッコミを入れたくなる時もあります(笑)

そうかと思えば、「商売ってたいへんでしょ~」とねぎらってくれる方も多く、

これまた返答を濁さなければいけません、「そうですね~!大変ですよ~!」とは言えません(苦笑)

そんなこと言ったら「わたし、今日来ちゃってごめんね~」といった解釈をされる方もいるからです。

たいへんさが違うだけで皆たいへんです。

ちなみに”良いたいへん”と”悪いたいへん”がありますのでそれはまたの機会に。
ご質問の回答とは少々ズレるかもしれませんが、

”手に職”という事に限らず何が良いか悪いかというのは、誰にも簡単にはわからない事だと思います。

大切なのは自分の意志で職業を選択する事。

ただ、自分で選択している様に思わされている事も多々あるので自分自身を知ることも、とても大切なことです。

はたして心底仕事が好きだ、美容師が好きだ、と言える人がどのくらいいるのでしょうか・・

正直私は自信を持って「好きだ!!」とは言い切れません。

そう思い込めるように自分に言い聞かせてきたこともありました。

 

ただ、いま思う事は、それよりもきっと接客が好き、お客さんの事が好きということです。
こうして私も美容師という職業を通じて人と接する事ができ、結果的にも生計も立てられているわけですが・・

たとえば「髪を切る」「髪を結ったり加工して望み通りの形にする」、

そのこと自体が好きだ、という人って、じつは意外と少ないんじゃないかと思います。

「私昔っから人の髪の毛とかいじったりするのが大好きで・・」と言う方がいます、そういった方はまさに”好きこそ物の上手なれ”、職人気質であり心から「美容が好き!」と言える人かも知れません。
しかしながら職人の仕事というのも、人間性の上に乗っているもので、その人間的性質が表面化するものとも思っています。


 

Q1 ホームページ内に、美容室としての専門分野「カラー」や「パーマ」、「縮毛矯正」などの専門的な説明、ノウハウのような記述が少ないように思われますが、どうしてですか?

Q2 キャッチ画像にある「似合わせなんて二の次」とはどういう意味ですか?

Q3 どういう環境で育ちましたか?

Q4 現在ご家族は?

Q5 一人営業を続けている理由は?

Q6 美容師になろうと思ったのはナゼですか?

Q7 仕事の転機はありましたか?

Q8 家庭と仕事、どっちが大事?

Q9 ヘアスタイル以外の相談もなぜ請け負うのですか?

Q10 手に職を持つのはやはり良いですか?

Q11 美容師をしていて良かった事は?

Q12 お客さんのヘアスタイルを決めるにあたって重要なことは?

Q13 ほかにやってみたい職業は?

Q14 仕事中お客様にたいしての大失敗、何かありますか?

Q15 仕事中の大成功だと思うこと、何かありますか?

Q16 料金についてお伺いします。カット料金が全国平均4000円をやや下回る中、クルーさんのカットは6260円と、高すぎませんか?

 

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