『髪とストレスカット』

 

~カットの善し悪し~

 

一般          ¥5800(460)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

大学生/専門学校    ¥4400(350)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

中学生/高校生     ¥3800(300)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

小学生以下       ¥3400(270)
〈シャンプー可/スタイリング可〉

◎乳幼児部分カット   ¥2000(160)

◎前髪カット      ¥1000(80)

◎お流し無し/シャンプー無し/スタイリング無し⇒1500引き

(中学生以上の方でさしつかえの無いヘアスタイルに限らせていただきます)

【カット通常所要時間:約40分~70分】

 

 

ちょっとまって!! 必読です!
↓↓↓

カットの善し悪し(よしあし)って?

カットが上手い?

カットが下手?

…誰が決める?

自分のしている仕事にそれなりの自信はあるけれど、

わたくし、いまだに自分のカットが上手いのか下手なのかよくわかりません。

美容師同士の会話なら

「上手い」「下手くそ」

という言葉は確かに出ます。

テストやコンクール、ショートヘアなどは技術的な見方をする場合も多く、理容技術のブロースカット(角刈り)に関しては我々美容師から見れば素晴らしく、「ザ・職人」といった誇りすら感じます。

ただそれらはすごく偏りのある見方で、それがお客さんの満足度や認識と異なるのは言うまでもありません。

店の傍らにトロフィーや賞状などが並べておけば見栄えも良いし、なにやら上手そうですよね、

そういった効果は狙えそうです。

お客さんが上手いと感じる、お客さんが思う心地よいカットって、

美容室においてホントに様々です。

■とにかく早く終わらせて欲しい

■とにかく正確に整えて欲しい

■とにかく丁寧にやさしくやって欲しい

■とにかく手間をかけなくて済む髪型にして

■カタログや要望通りにして

■ハサミを振ったり演出が素敵で上手

その他

色んな要素を合わせての”上手い下手”かもしれません・・・

また、「カット」を基準に美容室選びをする人は多いんではないでしょうか?

髪をカットして身だしなみや容姿をキレイにすることは、仕事や生活のリズムを整え、気分転換としても充分効果を発揮します、

けどそれが最低限の価値です。

ただ、私の場合、カットを含め仕事を通じてコミュニケーションをとること(無言を共有することもコミュニケーション技術のひとつ)も重視しています。

よく、思うことがあるのですが、、、

私、自分で自分の髪を切ります、

その時に「もう一人自分がいたらなぁ」と。

手が疲れるとか目が疲れるからではありません、自分のこだわりたい部分や好み、すぐに気になる部分、生活習慣までもあらかじめ把握している人がいたら100%の”おまかせ”ができます。

現場に立つスタイリストなら経験あると思うのですが、カウンセリングの時こんな風に思ったこともあるんではないでしょうか?

お客さんが何言ってるかわからない・・はじめ言ってたのと違う・・・矛盾しているんだけど・・

(お客さんがヘアスタイルの画像を見せながら)「コレのもっと短い感じでお願いします」

短くしたらこの感じでは無くなるんだけど・・

専門用語を間違って使っている・・

お客様の表面的な言葉に戸惑ってはいけません、

確かに言葉をそのまま捉えた場合、難しいことはあります。

ただ一生懸命伝えようとしています、

時には何かを取り繕おうとして、思っても無い事を言う場合もあります。

そしてそれは相手の立場に立つだけでもわかりません。
(美容師の接客指導などでありがちな「お客様の好みやライフスタイルを考えて」のレベル)

その言葉を発しているお客さん自身にならないと理解の一致は難しいのです。

まさに「傾聴(けいちょう)」

積極的傾聴を心掛けることで感覚としても理解する事ができます。

傾聴は「思いやり」よりも先のスキルです

普段の生活にも充分大切なことですが、仕事にも活かす事も必要です。

なのでお客さんはとくにコミュニケーションを取らせてもらいたいと思っています。

特に新規の方はカウンセリングをじっくりと行なわなければイメージが湧いてきません、

仕事や生活パターン、性格まで情報として提供してもらえれば、よりヘアスタイルの提案もしやすくなります。

ただ、対面の回数が少ないほどプライベートな事は開示したくありません、当然です。

私も無理に聞くことはしたくありません、守秘義務もありますし、時にはリスクだってあります。

信頼を得るまではノンバーバル(非言語)コミュニケーションでもお客さんを感じ取っています。

そのへんはジレンマでもありますが、誠実さが伝わればみなさん自然と口を開いてくれます。

その上で、アドバイスとして提案をします。

お客さんが美容師に沿わせるのか? 美容師がお客さんに寄り添うのか?

きっと両方の価値観があって良いと思いますが、

もし、接客を重視している若い美容師さんがこれを読んでいるならば、ぜひ「傾聴」というスキルを身につけてください、

そうすれば「ヘアサロンにおいて美容師との会話がウザい」などと言われることは、もう無くなるかもしれません。

私生活にも大きく貢献することは間違いありません

たかがカット

されどカット

カットの善し悪しも、やはり「人の気持ち」が左右するものだと私は思います。

 

向後

 

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