『だんだん傷まないパーマ』

~パーマの裏事情~

 

ポイント ※カット込  ¥7800(620)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

ショート ※カット込  ¥9800(780)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

ミディアム ※カット込  ¥11200(890)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

ロング ※カット込    ¥12400(990)
〈素髪シャンプー/スタイリング/フォロー1〉

【パーマ所要時間:約2時間15分~2時間45分】

 

 

こんなところに裏情報
↓↓↓

パーマネントウェーブの裏事情

パーマネントウェーブ

通称”パーマ”

昔から「パーマ屋」と呼ばれるほどの代表的メニューです。

がしかし近年、カットやカラーの方が断然多い(笑)

そんなパーマですが、まず仕組みについてとても簡単な説明をします、、

【パーマの仕組み】

■髪の中のタンパク質の横の結合を”切って” ”ズラして” ”くっつける”

1、切って(ロッドを巻き終えたら塗布するツンとするパーマ屋独特のあの臭い液体です)※1剤

2、ズラして(ロッドと呼ばれる道具に髪の毛を少しずつ巻きつけ、ズラします)※ロッド巻き

3、くっつける(薬をつけてから割と放っておかれます、1剤のように刺激的な臭いはしません)※2剤

最低限この仕組みです。

大体がこれに付随する行程を行って、「○○パーマ」「□□パーマ」とネーミングしたりしています。

最近では「クリープパーマ」のように理論を突き詰めてのネーミングもあります。

コスメパーマ、水パーマ、何でもいいんですがお客さんが勘違いするようなネーミングはよしましょうっていうのは個人的意見です。

「コスメパーマ? あら、化粧品っぽく仕上がって何だかキレイになりそうね。」

「水パーマ? まあ!水でパーマがかけられるの!? それは傷まなくていいわね。」

まず知らないお客さんはそう思ってしまいます、またキャッチーなネーミングでハードルを上げているため、きちんと説明をしないと激しくガッカリする結果にもなりかねません。

まして「ゆるふわパーマ」だとか「無造作パーマ」だとか「エンジェルパーマ」だとか「エアリーパーマ」「Aラインパーマ」、ガーリー、イノセント・・・etc

これらはもう言ったもん勝ち(^^;

お客さんだってホントはそれが何パーマだってかまわない、

種類が色々あるのはわかったから、、、

「とにかく可愛くしてちょうだい」

なんです。

パーマはパーマです。

当サロン、「だんだん傷まないパーマ」についても本人次第な部分は当然ありますが、、

ただ、裏を返せばパーマのかけ方や、パーマ後の処理等でも、無駄に傷ませてしまっているという事実も多くあるということも言っております。

大切なこと、美容師が最優先するべきは「必要以上にダメージさせない」ということ。

髪は一時的に治った感じにすることはできますが、現在普及されている技術や薬剤で治癒することはありえません。

↓↓ちなみによく見かける表記ですが

髪を治す(人体に対して、元のとおりになること)←ウソ
髪が直る(物体に対して、元のとおりになること)←ウソ


髪を修復(もとの”様”にする)や髪質改善(悪いところを良くする)←言い回しによるため微妙

「あ、うちのパーマは傷みませんよ~」ウソ

「パーマやる度に良くなりますよ~」←もはやオカルト( ゚Д゚)

これらは”メーカーのいいなり美容師”もしくは”お花畑美容師”のセリフになりますので、あしからず。

ポイントは「必要以上に」ということで、実際に傷むことは避けられません。

なのでリスクを選ぶなら”かかりが弱い”方を選び、余力を残しておくべきです、

つまり、パーマのかかりが緩い失敗はOK、取り返しがつくということです。

「失敗」というと聞こえが悪いですが、具体的に言うと「読みが甘かった」わけです、

ホントの失敗は”かかり過ぎ”ること。
信頼のできる美容師はどこ?】←信じられない事例ですが(Kougo’sblogより)

デザインは台無し、髪もダメージ大、さらにその耐えきれない髪型を元に戻そうと即座にストパーでもすれば・・髪を傷めつけただけという結果になってしまいます。

みなさんの中にも経験があると思います、一度傷んでしまった髪、もどりませんよね((+_+))

最小の負担で目標のデザインを達成することを心がけ、お客さんの”やりたい髪型”に水を差すつもりではありませんが、場合によっては前もってリスク(ダメージ)を説明する事も大切です。

じゃないと次も、また次も楽しめなくなってしまうかも知れませんから。

それと忘れちゃいけないのが「悪い置きみやげ」のこと、切って/ズラして/くっつける/ の「切って」で使ったアルカリ剤等は髪の内部に残留を続けると悪さをします、なので用が済んだら出来るだけ出て行ってもらい、施術後には髪が健やかな状態でいることのできる”等電点”に近づけ、しばらく被膜で被(おお)わないことが必要です。

最近ではアルカリオフみたいな感じで市販されているものもあります、ノン被膜トリートメントと合わせて使うのが好ましいですね。

これで、「パーマかけたらだんだん傷んじゃった・・」

っていうのがどういう事が、おわかりだと思います。

よってパーマやカラー、矯正直後のサロンでの強いトリートメントなんか最悪のタイミングということになります、

パーマで傷ませた毛先をごまかすために強い被膜をくっつけ、それが徐々に落ちてくると同時に傷みの正体が見えて来る・・

これが、パーマしてトリートメントもやったのにだんだん傷んできちゃう の正体です。
ヘアトリートメントは髪を傷めます!(場末のパーマ屋の美容師日記より)

ここまでの私の説明だと、髪をダメージさせること自体が『悪』といった印象かも知れませんが、

場合によってはダメージにも敢えて目をつぶることもあります、

髪の持ち主が大ダメージを承知で、それよりも優先したい結果を求めている場合はソレを行います。

美容師の”免責”をするわけではありませんが、お客さん自身に「自分の髪にどういった役割を持たせるか?」という選択の自由を持ってもらいます。

ただ、大切なのは事後ではなく事前、

「事前」に選択肢を整理し、様々な影響を及ぼすことを踏まえ、お客さんの選択する意思を明確にし、前向きに楽しんでもらうことが必要だと思います。

また、あまり神経質になる事はありません、

我々美容師が上手く導き、名わき役となれば良いのです。

とにかくです、魔法のようなパーマは無いという事。

美容師の経験と、お客さんとお客さんの髪の情報(履歴カルテ等)が大変重要な鍵となりますので、同じ店に通い続けることはメリットでもあります、

パーマが下手では、”パーマ屋さん”とは言えません、

初めて担当してもらう美容師さんにはとくにじっくりと話を聞いてもらって下さいね(^_^)

 

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