子供のうつ
子供は元気なイメージがありますので、あまりイメージつかないですよね
精神科医の間でも小児うつは”ある”という人と”ない”という人、別れているようです
医者は白黒はっきりつけなきゃいけない立場ですからね。。
さて、子供のうつがあるかどうかの結論から言いますと・・
「うつ状態」になることはあるけど「うつ病」とはならない って事のようです。
また「うつ状態」っていうのも”あてはめ”です、当然ハッキリとした病巣が見えるわけでなく
いくつもの症状があって、それにたいしてどのくらい当てはまるかどうかを判断しています
そうした「ウツな状態」が”2週間も続くと”「うつ病」という診断をされるそうです
じゃあ13日で改善したら「病」ではないのか。。。
ってな議論が出そうですが苦しんでいる本人からしたらどうでもいいかも知れません。
ただ、子供がうつ状態になり、それが長く続かないのには一般的な大人のうつと違って、
原因の違いが大きくあるようです
大人のうつはほとんどが人間関係に原因があります
その原因となる”他人”を変えさせる事などまず無理で
居なくさせる事など、なおさらできません。
また、自分が変わるか、自分がそこから遠ざかるか・・・
それもままならない方も多くいるので、負のスパイラルに陥りがちです。
また、思考は停止し、日に日にダメージを負う脳細胞も回復する事が出来ず
数か月かけて”波”と葛藤しながら徐々に気力を取り戻していく事となります。
それに対して子供がウツ状態になる原因は「環境や状況」にある とあります。
”いじめ”などは一見人間関係のように見えますが、原因は「いじめ」にあって人ではない
ということです。
環境や状況といった わりと目に見える事が原因の為、それさえ解消すれば子供はたちまち元気を取り戻します。
大人違い、脳も12歳くらいまでは急速に発達し、成長ホルモンもじゃんじゃん出ていますので脳のダメージというより発達の速度が遅くなるといった程度ではないでしょうか
そういう事から考えると、子供のうつというものは、家族の理解、学校の協力があれば比較的原因を発見、除去しやすく、回復、後遺症も残らないもので
大人の「うつ病」とは大きく異なる事のようです
慎重に原因を探らなければいけないのは心も体も中間である中学生くらいです、特別な時期とも言えるでしょう
いずれにしてもうつ状態にある方に必要なのは大人も子供も周りの人の理解だというのは確かだと思います。
次回 打ち出の小づち【子育てに疲れました。】