反抗期。
といってイメージするのは
「たいへんだなぁ」 とか
「ついにきちゃったか」 とか
マイナスなイメージを思う方は多いんじゃないでしょうか。
子供が急に素っ気なくなった、まったく言う事をきかなくなった・・・
もう毎日ケンカです・・・
など多大なエネルギーを消費している方もいるかもしれません
でも突発的な反抗期ほどわかりやすく、終える時期も案外早いものです
反抗期・・
子供にそれとわかる態度があらわれた時にはぜひとも喜んでください。
”反抗”とか言いますが、ただの上辺の事であって肝心なのは子供の心境、
なぜそのような行動にあるかだと思います。
いっそ”反抗期”と呼ぶのでは無く「自立準備期」とでも言いたいところです
だいたいは小学校後半から中学1or2年の頃にあらわれますが
昔まではよく中学2年だとも言われてました
小学校後半??
そうですね、インターネットや携帯端末の普及で情報が容易に集まる事や、実際に子供の成長も早くなって来たこともあって早ければ小学校で反抗期本番を迎える子も珍しくはありません
少年犯罪が低年齢化してきたのもそのような背景があると感じます
また、反抗期というと男の子を連想してしまいがちですが、女の子にもちゃんとあります
男の子よりすこしわかりづらいだけです
ただ、過保護であったり、近年多くなってしまった複雑な家庭環境、上記(インターネット)にも関係する情報過多、自他に対しての無関心などが影響して重要な「反抗期」が見られない子供もいます
社会に出て整合性のある「健全な環境」にずっと居られれば良いのですが、そんな所もまず無いでしょう、二十歳を過ぎてからおかしなことになってしまいます・・
理不尽な事が多い現代社会です、真面目一筋で来た人からくるい始めてしまいます
”責任”を持つ社会人の状態で反抗期を試みようものならたちまち孤独に苛ませれ、そうなれば期(き)を失い うつ病や適応障害などといった心の病にもつながってしまいます
そうなってしまわないようにも、家庭という基盤の中、責任を親と分散できるという義務教育の期間のうちに「反抗期」を迎えるというのは、きわめて健全だと思います。
という事で、無事反抗期を迎える事が出来たら万々歳です
子供自身も何故親の言う事が全て”ウザく”感じるようになってしまったかは、よくわかっていません
「とにかく自分に関わるな」 といった心境だと思います
子供の無意識をあらわしてみると「自分は今あなたたちの保護を受けずとも生活できます」
という主張です。
もちろん義務教育中であり、食事や経済的にも分離できない以上そうはいきませんが、自立しようとしている準備段階ではすごく大切なこととなります
一方親の立場からすると「今まであんなに素直にいう事聞いてくれてたのにどうしたの!?何かあったの!?」
って感じです、やはりその根底には子供を心配するという思いやりの気持ちでいっぱいです
そんなお互い健全な心境のなか、表に現れてしまう第二次感情どうしのぶつかり合いがマイナス要因となっています
「反抗した」と「いう事をきかない」の上辺同士のぶつかり合いです
おたがい相手の真意をくみ取り、対応したいところです。
が、いかんせん子供は自分の説明もできないくらいの成長過程にありますので、大人がくみ取ってあげる側となった方がいいでしょう
とはいうものの、実際生意気な目つきで 「うるせえばばあ」 なんて言われると女の人は耐えかねますよね、多少の口げんかもコミュニケーションの一つとして考えましょう
ただ、肝心なのは父親の反応です
もし、シングルのお母さんであればその役を担う必要があり、口うるさく言う役にはおばあちゃん辺りが適任じゃないでしょうか
父親の反応、反応というより「態度を変えない」という事が重要です。
両親共々あたふたしたり、急にこちらの態度も変えたりしてしまわない方が良いという事です
何故かと言うと子供はもう一つ無意識に親との距離感を計っています
心理的にも物理的にも同じ家も中で親との距離をおきたがります、そのこともやはり本人はうまく説明できません
必要なのはブレない存在。
ブレない存在がいることで子供は距離を計る事ができます、その対象物が自分の動きに合わせて妙に近づいたり、無理やり抑圧してきたりすると 戻るタイミングを失ってしまいます。。
繰り返しになりますが、いわゆる反抗期は「健全な成長過程」です
ぜひとも人生の先輩でもある親御さんは、”慌てふためく” ことなく対応してください
そんな3年も5年も続きません
家族としての機能が備わっていればアッと言う間に終わり、寂しくも感じることでしょう。。
(次回ブログテーマ)
父親は堂々と、母親はフォロー役。
を心がけていただければ、社会に羽ばたいていく子供たちのきっとな大切な後押しになると思います。
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