子供の成長に必要な家族の機能2

  • 2015年5月26日
  • 2025年5月31日
  • 子育て
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子供の成長に必要な家族の機能二番目は

 

 

・「受け止め」

 

 

です。

 

子供にとってうれしい事があったり良いことがあったりした時には良いんですが、

イヤな事、学校でイジメられたとか先生に誤解されたとか、大人より日々色んな出来事がおこります

 

ウチに帰った来て子供が聞いてもらいたいときに聞いてあげる

 

そうすることでその都度解決できるものは解決し、解決できないにしても、親に聞いてもらいアドバイスをもらう事である程度片づけられます

 

また親子きちんと向き合っている関係であれば、子供の顔色を見ただけで様子がわかりますよね

 

そんな時は「どうしたの?」と言ってあげることも受け止めになります

 

 

もしもそういった”受け止め”がないとどうなるか・・

 

 

学校でイヤ事があったりすると(自分がイタズラをして怒られたりした時は黙ってます)まずは家に持ち帰りたくなります

 

そしてまっ先にでも家の人に聞いてもらいたくで頭がいっぱいです

 

ところが帰ってもすぐに家の人が居ない環境や、忙しくて聞いてもらえない。

 

「後にして」と言わずに出来るだけ子供の発するタイミングで聞いてあげるようにしてください

 

時間が経つと具体的な内容は薄れてしまい、うまく説明することが出来ずにわだかまりだけが残ってしまいます

 

嬉しい事も、イヤな事も、出来るだけ子供のタイミングで聞いてあげるようにして下さい。

 

子供はたいした解決策があったりするわけでも無く、感情のコントロールもききません、

 

”受け入れ”をされる事が無い状態が続いてしまうと我慢することが唯一の解決策となり自分を責める事にもつながってしまいます

 

 

「自責の念」です

 

 

さらにこのパターンのまま成長し、何年も経過してしまうと我慢することは自分の役割だと思いこんでしまい、やがて許容範囲を超えて爆発するか、もっと自分を責め、自傷行為やウツにもつながる恐れもあります

 

やはりこんな性質も表向きは 「いい子」 「いいひと」 です

 

どこかで事件があった時などTVのご近所さんインタビューはきまって

 

「そんな事するようには見えないけどねぇ」

 

「大人しくて挨拶もできていい子なのにねぇ」

 

メディアの取り上げ方もそうなのですが、こんな感想よく聞きます、

 

・・・自分以外には気を遣い、いつもニコニコ感じよく振る舞っています

 

表には出さずにしまい込んでいる人はたくさんいます

 

一つ目の「安心・安全」に加えてとても重要な「受け止め」。

大人の社会でも聞いてくれる人がいるだけでもぜんぜん違いますしね

 

<次回 【生きる公式】>