近年、入社したての若い人や、研修生などに対しての指導の仕方が変わってきています
と、言いますのは
怒ってはダメ。
なんだそうです
そういう”お達し”が出る事もあるようです
理由が驚きで・・
「辞めちゃうから」
です。
少し怒ったくらいで辞めるならそれで結構!
その程度のやる気ならやめてもらって結構!
と言いたいところですが人員不足な職種にかぎってそうなりやすい傾向もあります
しかもその辞め方にまで耳を疑うような行動に出る場合もめずらしくないようです
次の日から突然来ない、
帰っちゃう、
電話やメールで済ませる、
親が出て来る、
もちろん本人は普通に動けます。
そんな若い人の特徴を考えた場合、やはり免疫が無いことが原因とされます
要は今まで怒られたことがほとんど無い、です
ビックリして泣いてしまうんでしょうね・・きっと (:_;)
対策としてはきっと「怒っちゃダメ」という事になるんでしょうけど
徐々に慣らしていけば良いんだと思います
入社したてで職場の厳しさを教えようと、一発かまそうものならそれはビビッて逃げてしまうかも知れません
とりあえず最初のひと月くらいはじっくりやり方を教え、”やさしく注意”するくらいにとどめておいた方がいいでしょう
また、できれば仕事のやりがいや、楽しさから、インプットしてあげるようにしていって下さい。
ここからがとても大切な事になるんですが、
その上で必要になってくるのが「信頼関係」です。
「叱る」 にしても 「褒める」 事だとしても 意味を成すのは 信頼関係があってこそです
新しい職場に来てまず2・3日程度では無理がありますが・・・
そこで信頼関係が無い状態とある状態の両者の心境を表してみます
<信頼関係が無い場合>
叱った上司(イライラする、コイツ使えないなぁ)
叱られた部下(オマエに言われたくない、あーヤダヤダ)
褒めた上司(珍しいなコイツ、たまにはホメといててやるか)
褒められた部下(おだてられた、何か気持ちわる・・)
<信頼関係がある場合>
叱った上司(アナタらしくない、期待しているよ)
叱られた部下(自分の為に言ってくれたんだ、やらなきゃ)
褒めた上司(がんばってくれて本当ににありがとう)
褒められた部下(誇ります、ありがとうございます)
やや極端な心境かも知れませんがどこか思い当たる節はあるんじゃないでしょうか?
同じセリフだとしても雲泥の差ですよね
相互の信頼関係がいかに大切かがわかります
また、その信頼関係もさきほどはすぐには出来ないと言いましたが
そのベースとなる尊重は常にどんな相手に対しても持つことができます
上のやりとりにある 心の中の呼び方も上司に対して(おまえ)、と言ってみたり
部下に対する時でも(あなた)などという風に、尊重が鍵となり逆になってきます
たとえ知らない相手でも
たとえ自分の子供ほど年下であろうと
尊重を持って接することからお互いの信頼する関係は始まります。
また、信頼関係を築くには普段の何気ない会話からも充分に築けます
なにも仕事を何でもこなしてみんなから尊敬される上司・先輩じゃなくてもいいです
相手を尊重し、マメなコミュニケーションをとっていけば関係性が生まれてきます
そして、忘れてはいけないのが 「叱る」 も 「褒める」 も 上下の関係です、
同じ仕事をする立場のずっと以前から一人の人間としてフラットな関係でもあります
その事を前提とした上で良い上下関係を築くことができれば共に成長できる良いパートナーとしてきっと活躍できるのではないでしょうか。。
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