本来、信頼できる人というのは見分けるべきではありませんが、
敢えて、一つの重要なチェックポイントを引き出してみます。
当然のことながら一つの見方だけでその人が信頼できるかどうかなんて見極められません
あくまでも短期的なスパン、ビジネス等においての信頼度を計る一つの参考に過ぎませんのでプライベートにおいての信頼関係の構築には時間をかける必要があります
ただ、限られたスペース、限られた時間の中ではそういった判断基準が必要になる場面もあるかと思いますので、そういう時の”見分け”だと思ってください。
それぞれの方が、独自の判断基準を持っていると思います、
身だしなみや立ち振る舞い、表情からも人柄はうかがい知れますが
その中でもやはり”会話”が一番わかりやすく、お互いのコミュニケーションにもなります
その会話の中で、「私が~」「私の~」が多い、いわゆる for me が多い人、
「あなたの~」「あなたが~」といった for you が多い人、
だいたいどちらかの方向性に別れてきます
日本語の場合、主語が無くても通じる場合が多いので、for me/for youに当てはめるとわかりやすいのですが、もう少し具体的に言うと
for me の人はまず自分に関心があり、他人の事は二の次なので自分の事を多く話したがります
もちろん全てとは言いませんが相手にあまり関心が無く、自分が主体的に考える場合が多く、”人のために”という余裕も少なく感じられてしまいます
一方 for you で話す事が多い人は相手に関心があり、また相手を気遣う事を優先しています、
もちろん聞かれれば自分の事も話しますし距離感を保って自分をコントロールする余裕がちゃんとある人です
この、「相手か」「自分か」 の方向性を指標として考えてみる事もいいんじゃないかと思います
ただ、話し方、話の内容、話すペース、タイミング、言葉、雰囲気、
会話といっても色んな要素が織り交ざっています
あくまでもひとつの参考ですので五感で感じ取る事も忘れないようにして下さい(^^)
よく、「もうだれも信用できない」と言う人がいます。
笑いながら言えるその場だけの”ボヤキ”ならいいのですが、人に言えず心の底から思っているとしたら悲しい事です・・・
大前提として人の心は変わるもの、質は違えどウソをつくことも簡単にできます
自分が信頼しているからといって相手は信頼しているとは限りませんし、その誤解が「裏切り」を作りその裏切りが「憎しみ」を生んでしまいます。。。
信頼は自分の相手に対する”気持ち”です、良い影響にはなるかもしれませんが見返りを求めてはいけません、それではただの投資になってしまいます。
たとえ裏切られたとしてもいいんです、ウソをつかれたとしてもいいんです、
自分がしなければ。
人間、だれかを信頼する事をやめたら生きる意味なんて、見つけられなくなってしまいます
どうかそれだけは止めず もっと人間を深く理解される事を願っています。
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