Q まず回答者さんのDO-Sシャンプー使用の経歴をお願いします。
はい、ちょうど2年ですかね。仕事で2年、私用でも2年、4人家族なのですが全員DO-Sな2年間です、今も継続しています。
10歳の子供と6歳の子供は2、3日おきに髪を洗っています。
Q DO-Sシャンプーを使うとなぜ髪に良いんですか?
髪に良い、頭皮に良い、ということは一概に言えません。
市販を含め全ての商品に言える事ですが、体質に対して合わない成分が含まれていれば異常をきたします。
素肌、素顔、素手などと言うように、DO-Sは髪をいわゆる「素髪」にするためのシャンプーです。その素髪になることでプラスの付随効果が現れます。
Q プラスの付随効果…例えば何が起こるのですか?
まず第一に素髪を体験された方は「軽い」とおっしゃいます。
髪の細い方は「髪の一本一本がちゃんとしてふんわりした感じ」と表現されていました。
おそらく根元の立ち上がりが素直になり、髪の毛同士がくっつかないからだと思います。
髪の太い方は「とても扱いやすい髪になってボリュームダウンもさせやすくなった」とおっしゃいます。
髪に色々付着させてボリュームダウン効果を期待するより、やはり何もつけない本来の状態の方が髪は軽く、素直、ということだと思います。
Q 他に付随する効果はありますか?
そうですね…髪が乾くのが確実に早くなります、つまり毎日ドライヤーをかける時間が短縮出来ます。
他には、「抜け毛が減った」「静電気が起こらなくなった」「生えぎわのクセがほとんど出なくなった」という意見もありました。
Q 「素」の状態なのにドライヤーの熱で傷みませんか?
良い質問ですね。ドライヤーのあて方による技術的な個人差はここでは置いといて、、、
熱の伝導もしやすく、髪一本一本の間を風が通り抜けやすい「素」の状態では髪が均一に乾いていきます、
ドライヤーを少し離して風をあてても充分乾くと思います。
一方、ツルサラ成分でコーティングされている髪なのですが、乾きやすい部分と、乾きにくい部分があります。
成分にもよるのですが、トリートメントを変えたら根元の方が乾くのが遅くなった、という経験はありませんか?
コーティング剤の付着にもムラがあり、均一に乾かす事は難しく、先に乾いた毛先には必要以上に風があたり、熱が伝わっていることが多いです。いわゆるオーバードライ(乾きすぎ)となり、それが”ドライヤーで髪が傷む”という原因でもあります。
髪を乾かす時は、平均的に乾かす事も重要なポイントです。
Q なるほど、プラスの面は以上ですか?
いえ、じつは本題と言いますか、、美容師の私からお伝えしたいのはここからです。
細かい事を話すと読んでくれている方が飽きてしまいますので結論を先にいいます。
「美容師が施術をしやすくなる。」
という事です・・・ちょっと簡単すぎましたね
カットにしてもパーマにしてもカラーや矯正、ブローやカールセットまでもが、やりやすくなるという事です。
美容師の施術がやりやすいという事はお客さんのメリットでもあります、とくにパーマ系に関してはコーティングの有無で薬剤の”効き”も全く違ってきます。つまり、薬剤の選定をひとつ優しいものにもできるということ、もちろん結果は同じ・・いや、むしろデザインの幅は拡がります。
正しい知識があればこそですが、シャンプーひとつでパーマ時のダメージも減らせるのです。
Q そんな効果があったとは、、では違う角度から。「洗うだけが目的」とありますが、洗浄力が強すぎという懸念はありませんか?必要な皮脂まで奪ってしまうとかえって頭皮のコンディションが悪くなると聞いた事あります
はい。確かに洗浄力は強めです、強めだとは思いますが、まずは日本人が毎日髪を洗う、毎日使用するもの、これを前提として配合バランスが決められています。
「市販に比べて」とか「普通より」などと言われる事もありますが、市販とは具体的にどの商品でしょうか?規定が設けられていない中での普通とは?私も知りたいところです。
皮脂の問題にしても「体質」という個人差によるところがとても大きく、何とも言えません。ただ、被膜成分入りのシャンプーやトリートメントはその成分も当然頭皮にも付いています。
”ノンシリコンシャンプー”ブームの時、あるメーカーが「シリコンは毛穴を塞いでしまう」といったコピーでシリコンを悪者に仕立て上げ、消費者の不安を煽っていましたが、被膜成分だって頭皮に対してはそんなにひどくなることもありません。
整理してみます、頭皮にも何も付いていない”すっぴん”状態が良いか?髪の感触向上のためだけに”多少の不純物”が付いていることを許すか?
この選択はご本人次第だと思います。
Q そうですか。ではデメリットだと思われる点をあげて下さい
デメリットですか?これも使用する方の価値観によるものですが・・・では一般女性の心になりきって答えさせてもらいます(笑)
1 「容器がダサい(笑)」
2 「香りが普通」
3 「市販より全然高い」
4 「なんだか古い商品を買わされそう」
5 「作った人がオジサン(爆)」
それぞれ言い訳をしましょう。
1)確かに”表向き”の容器ではありませんね、ただそのぶん中身にこだわっていますので…ステキな容器は無駄にコストもかかります。
2)普通。って意外と難しい(汗)ホントは無香料でも良いくらいなんですが、原料の臭いを消すためにある程度は必要だと思います。有名メーカーとは違い、パフューマー(調香師)まではいませんので差し支えの無いライム系をチョイスしたんだと思います。
3)市販が安すぎるのです。価格の競争をしてしまうと品質低下に繋がりますし、大手の薄利多売に勝てるはずもありません。美容院に置いてあるシャンプーとくらべれば相場ですし、適正だと思いますよ。
4)そこは大事なポイントです、容器のせいでしょうか?「これ大丈夫ですか?」のようなリアクションをした方もいます。DO-Sシャンプーに限らず人気のある商品には、品質の低下したものを”横流し”したり、模倣品が販売されたりと、付いてまわる課題もあります。そのため、各販売店さんもあまり在庫を多く抱えない事を心がけるようにしています。ネットショップで値下がりしているものを安易に購入してしまうとホントに古いものを掴まされる恐れがあります。
品質管理のため、容器には必ずロッドナンバーという「(例)M-165」のような「アルファベット-数字」が押されています、これが削除されどこにも見当たらないようなものは”疑い有り”です。まず最初にDO-Sシャンプーをお試しになる際は、正しい知識を対面で教えてくれる美容師のもと、ご購入されることを強くお勧めします、各自お気をつけください。
5)はい、ドS美容師というオジサンが作りましたが何か?(笑)
Q それでは最後にひと言どうぞ
はい。私も美容師を20年以上続けてきて、色々なシャンプーと関わってきました。
そんな中でDO-Sは初めてお客さんに勧めたいと思うシャンプーとなりました。
現場主義の多くの美容師たちが納得させられるだけあって、これからは定番となるシャンプーでもありそうです。
また、お客さまの中にはDO-Sシャンプーを試されていない方がまだまだたくさんいらっしゃると思います、髪へのこだわりを持つ方であれば、きっとご自分の本来の魅力にも気づくはず、一度や二度のシャンプーでは「素髪」になることはできませんが、ぜひとも一度体験された上で、自分が使いたいと感じるものを選んでいただきたいと思います。
ご協力ありがとうございました