子どもを持つ親のどのくらいが「子育て」についてちゃんと考えるのでしょうか、、
ちゃんと考えた方が良いに決まっている と言っている訳ではありません。
考えたあげく裏目に出てしまうことだってよくあります。
ただ、一度は真剣に考えてみても良いんじゃないかと思っているわけです。
「子供は放っておけば育つ」?
そりゃ身体は大きくはなるでしょう、、
家族の機能がきちんと備わっていれば自立に向けた人間的成長もちゃんとできそうです
さて、子育てにも様々な比喩が用いられますが
私はなんといっても「花を育てる」時の気持ちのあり方に共感を得ています。
子どもはまず「種」として命を授かります。
花の種を撒き、芽を出す確率は意外と高くありません、おなかに授かった小さな命を無事出産できるのが当たり前ではない事と似ています。
そして、たい肥や原肥を混ぜて行う肝心な土づくりはゆっくりと長い間必要となり、子育てでいうところの「家庭の環境」です。
水やりは毎日、朝に夕に、ジョーロをつかい上手に与えます、頭からかけたり、バケツで一気にあげたり、ホースで勢いよくあげてしまっては、たちまち病気になってしまいます・・・水やりが「愛情」ですね。
日光や雨、風 屋外のでの環境は強く丈夫に育つための「経験」となります。
土(家庭環境)
水(愛情)
日光(経験や影響)
どれが欠けてもその花本来の、人間本来の育ち方をしません。
そして育てている間の楽しみはなんと言っても日々の変化です、ほんのちょっとした変化を少しづつ少しづつ、気長に楽しむということです。
芽が出ずにいればあせるのもわかります、つぼみが成らずにはやる気持ちもわかります、
でもそこは目の前の出来事に感情を揺さぶられることなく、グッとこらえて気長に待つことで穏やかな気持ちでもいられます。
そんな穏やかなきもち、気持ちに余裕を持つ事こそが子育てに関しても大切なんじゃないかと思います。
ただ、花を育てる側、子どもを育てる側である大人自身も自分の事で精いっぱいのため、「水やり」がうまくいっていない方が多い気がします。
花に直接水をドボドボかけてはいけません、根を張っている土の中、つまり家庭の中でジワジワと吸収できるように「愛情」も注いでいきます。
水やりのためにジョーロを使ったり、ちょっとした工夫が花を元気に育てます。
また・・・「愛情」の無い親ってのも、きっといないんだと私は信じています。
それが上手く伝わっていないだけで、他から「愛情が足りないんだ」「愛情を受けなかったからだ」とかたずけられてしまい、それをそのまま自分のせいや親のせい、子どものせいにしたりしまっては いけません、、、
うまく伝わるコツ、うまく伝わるタイミングさえ知ればいいんだと思います。
ヒントは身の周りにたくさんあふれています、
あたたかい季節に、まずは花を育ててみませんか?
〈サルビア〉花言葉:家族愛