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※動画もございます<クルーチャンネル>
ちょっと肩の力を抜いて読んでください(^-^)
美容室でヘアスタイルの注文をするとき、色々な方法がありますよね、
ヘアカタログを見たり、切り抜きを持っていったり、最近はスマホでのネット画像を見ながら決める方法も便利です。
ただ『口頭で伝える場合』には、美容師はそれを吟味をしなければなりません。
そんな口頭注文の場合の、
意外と気をつけなければいけない3つの言い方
をピックアップしてみます( `ー´)ノ
1「そろえる程度に切ってください」
2「傷んでるとこ切ってください」
3「思いっきりすいてください」
3つのうちどれかは言ったことあるんではないでしょうか?
ではまずひとつめ、
「そろえる程度に切ってください」
について。
じつはこの被害届が一番多くとどいております(-_-)
そろえるていど・・・
そろえる・・
【揃-える】
《全体にまちまちなのを、手を加えて一様にする。「長さを―」。くい違いがないように(ある規準に)合わせる。》
たしかに、ランダムに伸び出ている部分だけ切っても揃います。
ところが1センチでも、5センチでも、10センチ切っても、美容師が切ればあたりまえに毛先は揃っているんです(@_@)
・・・どういうことか、おわかりですね?
そうなんです、屁理屈のようですが
「長さ」設定は美容師の”胸三寸”になってしまう場合があるのです!!(;’∀’)
これはたまったもんじゃぁありません、
「今伸ばしてる最中なのに~」
「毛先の枝毛を無くしたかっただけなのに~~~!」
「なんで5センチも切っちゃうんですかぁ~~! ばかぁ~~~!!」
「いや、、、ちゃんと揃ってますけど。」
なーんてことになりかねません(^^;
本来は、美容師がお客さんの言葉ではなく言葉の意味を汲みとらなければいけません、
なにが前提なのかを理解する必要があります。
でも、でもね、いるんです。
色んな美容師さんが・・・。
なので、
「○○したいので、揃える程度おねがいします」
「○○したいので」
という前提を付け加えて下さい
初めて切ってもらう美容師さんには必ずですよ(^^)
では、つづいて、
「傷んでるとこ切ってください」です。
この場合も、事前に”切る長さ”を明確にしておきましょう、でないと美容師の気が済むまで切られてしまう可能性があります(/・ω・)/
と、言いますのは「傷み」に関してもお客さんと美容師の尺度、感じ方が違うからです。
例えばお客さんは髪をとかした時にひっかかるので、それが「傷み」。
美容師からみたらパサついている部分や表面の褪色が進んでいる、あるいは矯正を繰り返したり、ホームカラーをしている大部分が傷んでいる、そんな見方だったりもします。
なので揃える程度同様、前提として具体的に気になることを伝えるようにしましょう♪
ただこの場合、気心知れている同士、または自分よりも信頼するプロの眼を優先したい
のであれば問題はありません。
そして3つめ、
「思いっきりすいてください」です。
”好きになって下さい” という意味ではありません
梳(す)く。 ”梳きばさみ”で毛量を調節、主に減らすことです。
これはですねぇ、、、
Danger です。
危険です(-.-)
「思いっきりすく」
これが何を意味するのか・・・
「私は髪が多くてボリュームが出て毎日困っていますので、可能な限りタイトに、軽やかにして欲しいです。」
と思いながらのオーダーでしたら全く違います
髪が長い方なら
「毛先をペラペラにして傷みやすくして下さい。」
ショートヘアなら
「ヒナドリにして下さい。」
と言っているのと同じ結果になってしまう場合があります、、、
お気持ちはわかります!!
髪が多すぎてイラついてつい、
「思いっきり!!」
と言いたくなってしまう気持ちもわかります、、、
でもですね、ほんとに思いっきり切っちゃう人がいるんです、、、(-.-)
毛先をスカスカに、根元をザクザクに、表面をアホ毛だらけ
にされちゃう恐れがあるんです!!
なので、できるだけ「できるだけ」を付けましょう(^^;
「できるだけ軽くしたいです。」と。
それでも怪しい美容師はいますけどね、、、
カット以外の方法も考慮して、慎重につたえてください(^^)
以上3つの具体例を挙げてみましたが、そもそも言葉は不完全
具体的すぎても、抽象的すぎても、うまく伝わらないものです。
初めての場合はやはり、共通の画像などを見ながら決めるのが無難ですね♪
「この人なら何も言わずにわかってもらえる。」
そう言われる美容師にもなりたいと思う、今日この頃です(^^)