家族の機能。
聞きなれない言葉だと思いますが
子供の成長にとって必要な機能というものがあります
ひとむかし前までは当たり前に備わっていたものですが、近年の家族の多様化といいますか核化といいますか、複雑な社会環境もあり、そんな家族としての機能が失われている事の方が多くなってしまっているようです。
なのでそんな家族にとって、子供にとって、とても重要な家族の機能を4つを簡単に紹介いたします。
まず一つ目から
・【安心と安全】
家の外からの物質的な危険から守られることはもちろん家族内の状況にも安心が必要になります。
兄弟げんかなどは子供にとって日常であり親という審判もいるので本人たちはさほど気にしてはいません、しかし大人の怒りや、大人同士の喧嘩
つまり親の喧嘩に対して非常に恐怖と危機感を感じます
むかしから言う「子供の前での喧嘩は良くない」ということは、具体的にこの意味を指します
ではどうマズいのか・・
あまり恐怖や危機感が多いと家の中にいても自分を見つめる機会が無くなってしまいます
子供は日々自分の”感情”に対して見つめながら過ごしています
大人のように道徳や倫理といったものをあまり気にせず大きい感情の存在を見つめています
子供の頃にこういった自分を確立させ、自分軸というものを作っておかないと、
やはり社会に出て自分自身での判断が出来なかったり自分の考えすらも浮かんでこなかったり、
自分というものが無いまま流され続けてしまう人生となってしまいます
この性質は一見、おとなしく、争いや競争を好まずとても協調性があるようにも見えます
いわゆる「いい子」です。
そして「従順」な大人です。
逆に自分の軸が備わっている子は「わがまま」です。
”子供らしく”います
小学校ではぶつかり合い、ケンカもすることで仲直りのコツや立ち直る方法、
そして自分の気持ちをある程度抑えながらまわりと協調することを学んでいきます
この自分軸というものが備わってないと他人のピンチには敏感でも自分のピンチを把握することができず、
やはり社会の歪みやオーバーワークに押しつぶされてしまいます。。
安全な家庭・家族の中で、大人のマイナス感情が干渉する事も無く子供なりのバリアを張らせてあげる事によって自分の内側を見つめる事が出来ます
子供の頃の家での安心感・・・しばしば怒られることもありましたが、私もよく憶えています
自分軸、人間らしいという一つの要素かもしれません
<次回 【受け止め】>
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