昼の食事、食べれていますか?
手荒れや腰、大丈夫ですか?
自由な時間、ありますか?
両親に心配、かけてませんか?
・・・「ほんとにここで、辞めますか?」
他に何かやりたいことが見つかったのならば、それでも良いと思います。
健康を害してしまったのなら仕方ありません。
経済的な理由も、あることでしょう。
ただ、もうやる気が見い出せない。
人間関係がいやだ。
今の店にいるのが辛いから美容師やめたい。
これらは一度考え出したらなかなか消えるものではありませんよね、
じつは無意識が一日に何百回、何千回と「辞めたい」を連発しています。
シャンプーしながらも、カットしながらも、練習会ではとくに感じるでしょう・・。
今すぐ逃げ出す勇気でもあればいいんですが、それも出来ない。
本当は店を替えれば済むだけのことでも、美容自体をキライになってしまう人もいるかもしれません。
まずは誰かに相談してください、自分で抱え込めるほど単純な事ではないかも知れません。
店の中にいる何でも話せるひと、家族、地元の友達、趣味仲間、SNSで友だちになった人の中でも、もある程度信頼できる人ならいいでしょう。
フェイスブックのお友達の美容師の中にも「世話をやいてくれる人」が何人かいるのではないでしょうか?
私に相談してくれたっていいです、気持ちを理解しながら、話を聞くことはできます。
〈メールアドレス/clue2009-mkky☆ezweb.ne.jp〉
↑↑↑☆(ほし)を@(アットマーク)に変えて送信してください
とりあえず誰かに話をきいてもらって下さい。
もしも、もしもほんとに誰にも相談する勇気がなければ一つ方法があります。
それは、『手紙を書くこと』です。
店長というか社長というか経営者に出す「退職届」のようなものです。
とにかくもう辞めるということを、理由とともに、リアルに書いてください。
名前と日付はちゃんと記入します。
辞める日付は、三ヶ月後あたりの店の締日にします。
そしてその日の朝に提出すると心に決めます。
入社の時に就業既定のようなものにサインさせられ、約束事があったように思いますが、ほとんど覚えていませんよね、、
ボーナスや退職金なんてのもこの業界ほとんど無いですし、辞める時は結構自分のことで精いっぱいです
自分の書き方で、一方的に決めるつもりで書いてください。
こうして、辞める事を心に決め、その手紙(退職届)をとりあえず自分のバック(カバン)にしまっておいて下さい。
他の人に見つからない様にファスナー付きがいいでしょう、
そして最後の三ヶ月、自分で決めた期日まで働きます。
すると、もうこの仕事は辞める、と決められた時点で少し楽になります
楽になると冷静になります
冷静になると店の中が見渡せるようになります
悪いところしか見えなかったのが、良かったところも再び見えるようになります
むしろ働き始めの頃は良いところしか見えなかったハズ、、
そして三ヶ月という期間にも意味があります。
三ヶ月もあればだいたいのお客さんにもお会いする事ができるのではないでしょうか?
その方達に対しても”ご挨拶”することができます。
もちろん心の中の挨拶で結構です、
(たぶんお会いするのは今日が最後になります、色々ありがとうございました) と。
アシスタントだって色々な会話があったはずです、成長を見てくれていたお客さんも必ずいます。
もうこれっきっりなのかなと思うと、一人一人に対し、素直な気持ちで接する事ができるようになります。
勘の良い方はいつもと様子が違うことを気がつきますので、動揺しないでくださいね(^^)
そうして手紙に書いた日付まで過ごしてみましょう。
自分の中に変化があるかも知れません、周りの変化があるかも知れません。
本当に辞めたいのかどうかはその日の朝、きっとわかると思います
もし、そのまま本当に辞めたいのであれば「退職届」の日付を消し、提出して下さい。
そして本当の退職の日をオーナーさんと相談しながら決めると良いでしょう。
辞めたい『理由』が重要なのは言うまでもありませんが、自分でも何故かわからないことであったり、それが実はちょっとしたキッカケで解決してしまうことであるかもしれません。
「やめたい!やめたい!」「仕事がいやだ!店に行きたくない!」と苛まれている時には、一度時間を置いてみる必要があります。
いずれにしても、重要な選択をする時は冷静であることが大切です。
若ければ若いほど思考が感情に左右され、適切な判断を見失ってしまいがちですが、
「退職届」を書く、という前提を応用した方法で、周りの状況と共に自分を見つめられる状態をつくり、いまいちど冷静な判断をしてみて下さい。
感情が溢れそうな状態であったり、感情がこみ上げている最中の物事の選択はミスしてしまうことが多いものです。
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【美容師をやめたい、と思う人の結末。】
〈ここからは独立まで経験している”一美容師”としての感想を述べます〉
私の場合、なりゆきで美容師になりました。
憧れもなく、高校生の頃はむしろ「美容師って面倒くさそうで嫌だ」と思っていたくらいです。
大学でも行って、もう四年間遊びたかったのですが、学力も無く、まだ働きたくもない17歳は兄の通っていた美容学校が楽しそうに見え、同じ美容学校に進学することにしました。
美容学校は女の子もたくさんいて、電車通いも楽しく、あっという間の一年間でした。
無事卒業となれば就職は地元の美容室、条件の良さそうな店を適当に探し、のらりくらりなアシスタント時代を四年も過ごしてしまいました。
そんな中で転機はやはり人との出会いです、ひとつの出会いから生じる事柄が全てを好転させてくれました。
それまでの「~しなければならない」ことは「~したい」に変わり、美容師をしている中で人間的にも成長をし、自分の居場所や役割りもきちんと認識できるようになりました。
また、結婚をして妻や子どもを持つことでさらに成熟した心を感じる事ができるようになり、それはこれからも柔軟に向上し続けたいと思う今の自分ともなっています。
20年以上美容師を続けてきたなかで思う何にも代えがたいもの・・・それは
「人と直接(対面)関わりことができ、その貢献も直接感じられる」
ということです。
どんな仕事でも続けていれば様々な岐路や節目があります、私はその都度お客さんに勇気をもらい、救われて来た気がします。
関わって来た人達に感謝すると共に、美容という仕事にも感謝しています。
一方、時代の流れと共に感じる不安もあります。
それは美容師の社会的地位の低さに対する憂い、次の世代、そのまた次の世代の人達のためにも新しい理・美容師のカタチを見つけていかなければならない、という切なる願いがあります。
若い方達には、「自分の意志で選択する」ことを放棄してもらいたくはありません。
まずは自分の軸をしっかり持ち、「何になりたいのか?」ではなく「何がしたいのか?」を考え、前を見て進んでただきたいと思います。
悩みのひとつも無ければ”気づく”こともありませんし、その反動を活かして、壁を越えることもできません。
そして、どんな職業だとしても必ず”人と人”の関わりが大前提だという事を心にとどめておいてください。
ここまで読んでくれたあなたにも、私は感謝しています☆
〈何か相談したい、話したい事があればどうぞお気軽に(^^♪無料通話の前にトークでご連絡くださいね〉
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